WBA・WBC世界ライトフライ級の統一王者である寺地拳四朗選手の防衛戦が4月8日に迫っています。
当初はWBO王者のゴンサレス選手との三団体統一戦が予定されていましたが、ゴンサレス選手の病気により流れてしまいました。
しかし、急遽挑戦者に選ばれたのはWBA世界フライ級2位の実力者、アンソニー・オラスクアガ選手(米国)です。
そこで今回は、アンソニー・オラスクアガの
- 戦績や強さ
- プロフィール
- 戦歴
についてまとめてきたので、ぜひ参考にしてくださいね。
アンソニー・オラスクアガの戦績や強さは?
アンソニー・オラスクアガは、2020年9月にプロデビュー!
アマチュア時代には23戦22勝1敗という優れた戦績を持ち、プロに転向後もその実力を発揮しています。
オラスクアガは、これまでにサウル・フアレス(メキシコ)やヒルベルト・ペドロサ(パナマ)を下し、5勝3KO!
まだ5戦しかしていないのにWBA2位となかなか良い選手でワクワクが止まりません♪
また、本来は4月に韓国で別の試合が予定されていたにも関わらず、急遽寺地との試合に代役として出場することになりましたが、モチベーションを上げて臨む姿勢が見られます。
オラスクアガは攻撃型のボクサーであり、プレッシャーをかけながら距離を詰め、右ストレートや左フック、アッパー系の強打を打ち込んでくるスタイルが特徴的です。
一発一発のパンチには破壊力があり、寺地も注意が必要な相手と言えます。
オラスクアガは中谷潤人の元ジムメート
オラスクアガは5戦5勝(3KO)の戦績を持つハードパンチャー!
寺地にとっては、統一戦ではなくなっただけでなく、相手の戦歴がわずか5戦ということでモチベーションが下がるかもしれませんが、それでも相手を侮るべきではありません。
オラスクアガはアメリカの名トレーナー、ルディ・エルナンデスに指導を受けており、中谷潤人(25=M.T)が10代の頃から一緒にスパーリングを行ってきたジムメートです。
寺地も渡米した際には彼とスパーリングを経験しています。
オラスクアガはアマチュアとして東京五輪出場を目指しましたが、逃し、プロ転向3戦目で世界ランク入りを果たしました。
2022年10月には元WBCスーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(23=アメリカ)とも戦ったことのあるマルコ・サステイタ(アメリカ)に1回TKO勝利し、5連勝を飾りました。
オラスクアガはガードを高く保ちつつ、フライ級とは思えないパワフルなパンチを振るうハードパンチャーです。
ディフェンスマスターの寺地でさえ、彼のパンチを真正面から受けると耐えられる保証はありません。
アンソニー・オラスクアガのプロフィールは?
アンソニー・オラスクアガのプロフィールを次の通りです。
- 名前:アンソニー・オラスクアガ
- 生年月日:1999年1月1日
- 年齢:24歳(2023年4月現在)
- 出身地 米ロサンゼルス
- 通称 プリンセサ
- 身長 163cm
- 階級 フライ、ライトフライ級
- タイプ オーソドックス
- アマ戦績 10戦7勝3敗
- プロ戦績 5戦5勝(3KO)無敗
- KO率 60%
- デビュー 2021年
アンソニー・オラスクアガの戦歴は?
アンソニー・オラスクアガの戦歴を次の通りです。
【戦歴】
2020/09/04:○2RTKO エドウィン・レジェス(米)
2021/08/13:○6R判定 3-0(60-53、60-53、59-54) サウル・フアレス(メキシコ)
■WBAラテンアメリカフライ級王座決定戦
2022/03/12:○8R判定 3-0(78-74、78-74、78-74) ヒルベルト・ペドロサ(パナマ)
※WBAラテンアメリカフライ級王座獲得
2022/05/13:○6R棄権 グスタボ・ペレス(メキシコ)
■WBAラテンアメリカフライ級タイトルマッチ
2022/10/14:○1RTKO マルコ・スステイタ(米)
※WBAラテンアメリカフライ級王座防衛①(のちに返上)
まとめ
アンソニー・オラスクアガは5戦5勝(3KO)という短いプロ経歴ながら、アメリカの名トレーナーに指導を受け、早くも世界ランク入りを果たした実力者である。
寺地拳四朗にとっては統一戦ではなくなり、相手がわずか5戦の選手であるため、モチベーションの低下が懸念されるが、侮るべきではない。
オラスクアガはハードパンチャーであり、寺地も彼のパンチには注意が必要です。
寺地はディフェンスマスターとして知られるが、オラスクアガの攻撃に対して十分な警戒を怠らず、自分の戦術を徹底してほしい。
寺地拳四朗の強さとオラスクアガの実力がぶつかり合う一戦は、ボクシングファンにとって見逃せない一戦になりいそうで楽しみです。
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