2021年東京オリンピックで採用されることとなった新競技、サーフィン!
パリオリンピックでも注目の競技ですね。
中でも注目なのは、13歳のころからプロサーファーとして、活躍している五十嵐カノアさんです。
五十嵐カノアさんはアメリカ在住ですが、両親は日本人。
これまでは、アメリカ代表選手として活躍してきましたが、母国日本でオリンピックが開催されることを受け、登録国籍を日本に変更しました。
五十嵐カノアさんは、母国日本への思いが強く、家族をなにより大切にしています。
今回は、そんな五十嵐カノアさんについて、こんなことを調べました!
- 五十嵐カノア(サーフィン)の身長・体重・年齢などwikiプロフィールは?
- 五十嵐カノア(サーフィン)の高校や大学などの学歴は?
- 五十嵐カノア(サーフィン)の家族や実家は?弟はいるの?
- 五十嵐カノア(サーフィン)の両親(父・母)の仕事は?
- 五十嵐カノア(サーフィン)のスポンサーや年収は?
あなたにも、五十嵐カノアさんやサーフィンの魅力について伝われば、嬉しいです!
五十嵐カノア(サーフィン)の身長・体重・年齢などwikiプロフィールは?
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- 名前:五十嵐カノア
- 所属:木下グループ
- 生年月日:1997年10月1日
- 年齢:23歳(2021年7月現在)
- 身長:180cm
- 体重:78kg
- 血液型:A型
- 出身地:アメリカ・カリフォルニア州
- 趣味:ゴルフ
アメリカ合衆国・カリフォルニア州在住の五十嵐カノアさん。世界有数のサーフビーチである、ハンティントンビーチで育ちました。
「カノア」は、ハワイ語で「自由」という意味です。
プロサーファーであるお父さんの影響で、歩き出す前から海に通い、初めてサーフィンをしたのは、3歳のころ。
それから、驚異的なスピードで成長していきます。
小学生になってからは、朝5:20までに起きて海へ行って練習をし、学校が終わったあとも、海でサーフィンをするのが、毎日のルーティンでした。
子どものころの早起きは、辛かったのではないかな?と思いましたが、五十嵐カノアさんは「大好きな時間だった」と振り返っています。
心の底から、海やサーフィンを愛しているのが、伝わってきますよね。
6歳のとき、ローカルコンテストで優勝し、最年少となる9歳でUSAチーム入りを果たします。
現在のメインスポンサーであるQuiksilverと契約したのは、12歳のころ。
五十嵐カノアさんは、このとき既に、「世界チャンピオンになって、サーフィンを仕事にしたい」と決めていました。
大会で勝つことがすごく好きで、もっと勝ちたいと思いながら日々練習していました。
Quiksilverと契約したあとは、オーストラリアやインドネシアなど、世界中を飛び回って活躍します。
そして、13歳でプロに移行。より本格的にサーフィンに打ち込むこととなります。
2021年現在は、日本でも多くのメディアに取り上げられています。
五十嵐カノアさんが「ブルークラッシュ」というサーフィン映画をレビューするこの動画、とてもおもしろかったですよ!おすすめです♪
『ブルークラッシュ』
夏だ!海だ!青春だ!サーフィン世界最高峰のパイプライン優勝を目指すアン・マリーとその仲間たち。ホテルでバイトしたり、恋に落ちたり、時にぶつかり合いながらアン・マリーの目標を支える確かな友情だったり。クライマックス、ド迫力のビッグウェーブは最高に爽快で思わず pic.twitter.com/WaXtPQdC8n— mimagordon (@mima_altlife) July 19, 2021
海底を見ただけで、どこの海かわかってしまう五十嵐カノアさんに、関心してしまいました。
試合に出たい一心でお母さんのカードをこっそり使ったことも
13歳のとき、フロリダでプロジュニアのコンテストがありました。
カリフォルニアでの大会にしか出場したことがなかった五十嵐カノアさん。
友達が参加していることもあり、どうしてもコンテストに参加したくて、お母さんに相談してみることに。
しかし、残念ながら、お母さんには「絶対ダメ!」と反対されてしまいます。
理由は、フライト代やホテル代、お母さんと五十嵐カノアさんの2人分だと、30万円くらいかかってしまうからです。
当時はまだ、大会に自費で参加しなければいけなかったのですね。
しかし、五十嵐カノアさんは、簡単には引き下がりません。
なんと、お母さんのクレジットカードを盗み、すべて自分で予約してしまいます!
お母さんの運転免許証の情報も必要だったため、それもこっそり盗んで入力。
さらに、24時間以内だとキャンセルできてしまうため、予約が完全に確定するまでは隠していたという計画的犯行です(笑)
五十嵐カノアさんいわく、「それくらい、僕はカリフォルニア以外の場所で試合をしてみたかったんだ。」とのこと。
合計金額は20万円以上となり、お母さんは、今でも忘れられないくらい激怒したそうです。
こんなこともあって、絶対に勝たなければという思いがあった五十嵐カノアさん。
お母さんと一緒に行ったフロリダの大会では、2位に輝きます。
その大会での賞金は、約70万円!
お母さんに内緒で使ったお金を返しても、まだおつりがきます。余った賞金は、次の大会の資金にしました。
カリフォルニア以外の大会に出場したことは、「プロサーファーとしてやっていけるかもしれない」と、自信を持てるきっかけになりました。
お母さんには怒られてしまいましたが、許してもらえるよう結果を出しているのが、彼のすごいところですよね!
登録国籍を日本へ変更
アメリカと日本、どちらの国籍も持っている五十嵐カノアさんは、これまでアメリカ代表選手として、大会に出ていました。
2016年、東京2020オリンピックのサーフィン会場が、釣ヶ崎海岸に決定したというニュースは、五十嵐カノアさんの心を動かしました。
志田下ポイントと呼ばれる釣ヶ崎海岸は、国際大会も開催されており、たくさんのサーファーが集まる場所です。
なにより、プロサーファーであるお父さんの故郷で、五十嵐カノアさんも大好きな場所なのです。
五十嵐カノアさんはアメリカに住んでいますが、自宅では日本語で話していますし、日本にいる親戚のところにも、年1~2回は帰っています。
応援してくれる祖父母や、日本にいる友達、そして両親に喜んでもらいたい!そう思った五十嵐カノアさん。
2017年、都内で会見を開き、日本代表として東京オリンピックを目指すことを発表しました。
2018年には、WSL(World Surf League)とISA(国際サーフィン連盟)の登録国籍を日本に変更。
これによって、CT(チャンピオンシップツアー)にも、日本国籍で参加できるようになりました。
日本の波は、アメリカの波に比べると小さく、脚の筋力が必要です。
筋力トレーニングに力を入れて体重を増やし、自分でも鏡でみてすぐに分かるくらいに体つきが変わりました。
日本の波に合わせたトレーニングをしたことや、これまでの積み重ねの成果が実り、2019年のCTでアジア人初優勝。東京オリンピック出場が確実になります。
大会で優勝しても、翌朝7時半にはジムでトレーニングしているという、ストイックな五十嵐カノアさん。
2021年世界ランキング6位に輝いていますが、まだまだ満足することなく、成長を求めて走り続けています。
東京オリンピックでの活躍が、とても楽しみですね!
【五十嵐カノアさんの主な戦績】
- 2009年 NSSA年間最多優勝回数 30勝達成
- 2010年 NSSA全米ナショナルチャンピオン
- 2012年 USA Championship U-18 最年少優勝
- 2016年 WCT Billabong Pipe Masters 準優勝
- 2017年 WSL Vans US Open of Surfing 優勝
- 2018年 WSL Qualifying Series 3000 Pro Santa Cruz 2018 優勝
- 2019年 WSL CT#3 Corona Bali Protected 優勝
五十嵐カノア(サーフィン)の高校や大学などの学歴は?
五十嵐カノアさんは、ハンティントンビーチ高校(Huntington Beach High School)出身です。
日本とは違い、アメリカは高校までが義務教育で、公立高校であれば学費は無料。
そのため、85%の生徒が公立を選んでおり、五十嵐カノアさんもその中の1人です。
高校生のころ、五十嵐カノアさんは、年に9か月間遠征しており、学業とサーフィンの両立が難しくなっていました。
しかし、五十嵐カノアさんのお母さんは、学業優先という考え方で、高校卒業を望んでいます。
悩んだ五十嵐カノアさんは、「高等学校卒業認定試験」を受けることにします。
試験の結果は、見事合格!飛び級して、高校を卒業することができたのです。
五十嵐カノアさんは、ツアーに出たり、友達と過ごしたりする時間も多かったにもかかわらず、合間に勉強していたのですね。
ご両親だけでなく、五十嵐カノアさん自身も、とても驚いたとのこと。
高校卒業後は進学せず、サーフィンに専念しています。
練習や撮影がないときは、オンライン大学のコースを受講しており、特に「建築」に興味があるようです。
しかし、現時点では、学業よりもサーフィンを優先しています。
五十嵐カノアさんは、このように成績もよく、さまざまな国の言語を話すことができます。
- 英語
- 日本語
- ポルトガル語
- スペイン語
- フランス語
今はサーフィン優先だと思いますが、五十嵐カノアさんなら、何歳から勉強しはじめても、なんでも吸収してしまいそうですよね♪
サーフィンとは違う才能が開花するのも、楽しみです!
五十嵐カノア(サーフィン)の家族や実家は?弟はいるの?
五十嵐カノアさんは、父・母・弟との4人家族です。
- お父さん:五十嵐勉(いがらし つとむ)
- お母さん:五十嵐美佐子(いがらし みさこ)
- 弟:五十嵐キアヌ
お父さん、日本では「五十嵐ツトム」名義で活動していることが多いようです。愛称は、「トミー」。
ツトムさんは、美佐子さんのことを「ミサ」と呼んでおり、とても仲の良いご夫婦です。
ツトムさんの実家は東京都荒川区、ミサさんの実家は東京都調布市にあります。
東京都調布市にある深大寺には、ミサさんのお父さん(五十嵐カノアさんの祖父)が眠っており、五十嵐カノアさんも日本に来たときは必ず訪れ、手を合わせています。
深大寺には、五十嵐カノアさんの叔父さんが経営する蕎麦屋「一休庵」もあります。
五十嵐カノアさんは、ここの蕎麦が大好きで、また、叔父さんだけでなく、一休庵にいる従業員みんなで、五十嵐カノアさんを応援しています!
日本人のご両親が、なぜアメリカに移住したのかというと、我が子にサーフィンの英才教育をするためです。
まだ子どもを授かる前から、カリフォルニアに移住したというのは、すごい行動力ですよね。
そのころは、まだ英語も得意ではなかったし、お金もありませんでした。
そのなかで、実家を離れて海外で暮らすという決断は、簡単ではなかったと思います。
日本に帰るたびに、「おかえり」と出迎えてくれる家族を、かぬあさんはとても大切に思っています。
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五十嵐カノアさんの背番号「50」も、苗字の五十嵐からきています。
五十嵐カノアの両親
父・ツトムさんは、1964年6月生まれで、2021年現在、57歳。
小6からスケートを始め、中2でサーフィンを覚えました。
高校卒業後に働いていたスポーツトレーナーで、美佐子さんと知り合い、結婚。
1993年に、2人でカリフォルニアへ移住しました。
ビバリーヒルズを拠点に、スポーツトレーナーの会社を設立し、アメリカ永住権を取得。
そして、1997年に五十嵐カノアさんが生まれ、2001年にハンティントンビーチに引越しました。
母・美佐子(ミサ)さんの情報は、あまりありませんでしたが、お母さんも元サーファーです。
ミサさんは学生時代に、オーストラリアとカリフォルニアへサーフィン留学していた経験があります。
しかし、移住してすぐは、ビザや仕事のことで困難も多く、「何度も日本への帰国も考えた」とのこと。
異国での出産や子育ては、不安ばかりだったと思いますが、夫婦で子どもたちを支えながら、ここまで来たのですね♪
ツトムさんが2009年から続けているブログに、以前はミサさんも投稿していましたが、2021年現在はあまり投稿がありません。
過去のブログを見ていると、ミサさんの文章から息子を思う気持ちや、ファンへの気遣いが感じられて、とても良いお母さんであることが想像できました。
五十嵐カノアの弟
五十嵐カノアさんには弟がいます。プロサーファーの「五十嵐キアヌ」さんです。
キアヌさんは、2002年5月生まれで、2021年7月現在は19歳。五十嵐カノアさんとは5歳差です。
カノアはハワイ語で自由という意味、と冒頭でもお話しましたが、「キアヌ」もハワイの言葉です。意味は、山からの清々しい風。
父・ツトムさんいわく、キアヌさんは「根っからの最強ポジティブ、超優しいバリバリ元気くん」。キアヌさんの笑顔は、周りを元気にする力があります!
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五十嵐カノアさんは、キアヌさんの誕生日に、毎年メッセージを添えて、Instagramに投稿しています。
兄弟とても仲が良く、微笑ましいですよね♪
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五十嵐カノア(サーフィン)の両親(父・母)の仕事は?
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父・ツトムさんは、アメリカでスポーツトレーナー育成会社を経営しており、あらゆる才能があります。
- スポーツトレーナー
- サーファー
- スケーター
- フォトグラファー
- イラストレーター
若いころから写真やポップアートに精通しており、五十嵐カノアさんのボードにも、グラフィックを描いていました。
また、新ブランド「lexol(レクソル)」チームの一員でもあります。
lexolは、高品質なウェットスーツを開発するため、クラウドファンディングに挑戦していますよ。
五十嵐カノアさん同様、いくつになっても、さまざまなことに挑戦している姿がかっこいいですよね。
母・ミサさんが仕事をしているかどうかの情報は、ありませんでした。
しかし、五十嵐カノアさんが幼いころから、大会に同行していることを考えると、仕事をしている可能性は低いと思います。
ツトムさんの仕事が忙しいときなど、お手伝いすることはあるかもしれませんね♪
五十嵐カノア(サーフィン)のスポンサーや年収は?
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五十嵐カノアさんの2021年現在のスポンサーは、こちらです。
- Quiksilver(アパレル)
- 木下グループ(木下工務店など)
- Beats by Dr. Dre(オーディオブランド)
- SHARP EYE(カリフォルニアのサーフボードメーカー)
- アウディ(自動車メーカー)
- Dior(ファッションブランド)
- Delta Air Lines(アメリカの航空会社)
- G-SHOCK(腕時計ブランド)
- Oakley(アイウェアやアパレルのブランド)
- OCEAN&EARTH(オーストラリア発祥のサーフブランド)
- Red Bull(エナジードリンク)
- Sharp Eye Surfboards(カリフォルニアのサーフィン用品店)
- SHISEIDO(化粧品メーカー)
- Visa(決済ブランド)
- ハワイ州観光局
- FCS(サーフボードにつけるフィンのメーカー)
契約している企業数もすごいですが、世界的に有名な企業ばかりで驚きますよね。
スポンサーからの収入と、大会の賞金なども合わせると、五十嵐カノアさんの年収は2億円(200万ドル)を超えています。
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2021年現在、五十嵐カノアさんが所属している木下グループとは、2017年に所属契約を交わしました。
木下グループは、「木下工務店」などを傘下に置く企業で、住まいや福祉に特化しています。
日本の企業と所属契約できたことは、五十嵐カノアさんにとって、とても喜ばしい出来事でした。
日本では、単発契約も多いため、それらも合わせると、企業の数がさらに増えるかもしれません。
ちなみに、日本で活躍しているプロサーファーの年収は、平均300~400万円で、五十嵐カノアさんとは桁が違いますよね。
収入の面でも、ご両親が海外に移住したのは、正解だったといえます♪
まとめ
- 年齢は23歳、アメリカのカリフォルニア州在住
- 所属は木下グループ
- サーフィンを始めたのは3歳で、13歳からプロに移行
- アメリカ代表として活躍していたが、2018年に登録国籍を日本に変更
- スポンサーは15社以上に及び、年収は2億円超え
- 家族構成は、父・母・弟で、全員サーファー
- 弟は5歳下の「五十嵐キアヌ」で、プロサーファー
- 父・ツトムさんはアメリカで会社を経営している
- Facebook:Kanoa Igarashi
- Youtube:Kanoa Igarashi
- Instagram:@kanoaigarashi
- linktr.ee
「父が僕に夢を託している」と話し、ご両親の夢を自分の夢に変えて、3歳のころから走り続けている五十嵐カノアさん。
父・ツトムさんいわく、「カノアは、プレッシャーを中にとりこんでそれをエネルギーに変える力がある。」とのことです。
今後も世界各国で活躍し、日本で「サーフィン」という競技を盛り上げてほしいです♪
ぜひあなたも、東京オリンピックでは、五十嵐カノアさんを応援してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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